NPO法人せいぼはソーシャルビジネスの手法を通じて、マラウイの持続可能な教育のために、現地での学校給食の力を高め、その支援を拡大することを目的に、日本全国のさまざまな学校と協力しています。
せいぼは、そのプロジェクトを主に高校生に向けて推進しています。
広島英数学館様との協働授業
広島にある私立学校の一つである英数学館は、2024年2月からせいぼとの授業を開始し、約8人の生徒が以下のトピックを探求するために授業に参加しました。
Charity Begins at Home
この授業では、生徒たちは世界で最も貧しい国の一つであるマラウイと、その課題について学びました。
せいぼの代表である山田は2017年に上智大学を卒業し、Tony Smithが運営する英国の通信会社に出会ったことで、ビジネスとチャリティを両立する方法に出会いました。
こうしたせいぼの代表のように、生徒たちもマラウイを具体例に、様々な社会課題に国境を越えて出会い、自分ごとにできる社会的ビジネス、つまりチャリティに出会うことできます。
それは、それぞれの生徒が出会う環境、考え方によって異なります。
それぞれが安心できる、自分なりの形が見つかります。
それを私たちはCharityを見つけていく上でのHomeと考えています。
ステークホルダー(Stake Holder)
ソーシャルビジネスにとって、最大の恩恵を受けるのは顧客ではなく、社会課題を持っている人です。
そのため、生徒たちはマラウイとアフリカ大陸およびその社会問題について学びます。
また、彼らは特にコーヒーのサプライチェーンについて学びます。
取引会社、焙煎会社、および再販業者の間のサプライチェーンの一つひとつを学び、どのような仕組みでビジネスが成り立ているかを理解することで、その末端にある支援を必要としている人、組織について理解を深め、関わることができます。
ミッションと具体的な成果を生み出す
活動を持続可能にするためには、日本の学校を運営するのと同様に、ステークホルダーを理解することが重要です。
彼らがそのシステムを知ることで、製品を真に理解し、その裏にあるストーリーを消費者に伝える持続可能な方法で販売することができます。
生徒たちは徐々に、コーヒーを販売し、マラウイの子供たちを助けるミッションを感じ始めます。
持続可能な教育との繫がり
学校の教育体制の中のステークホルダーには、教育を持続可能にするための両親との繫がり、教師、生徒会などが含まれています。これらのシステムと同様に、ソーシャルビジネスにはステークホルダーへの視点が欠かせません。
英数学館の学生のプロジェクトベースの学習がますます活発になり、彼らは自らのミッションをさらに進めるためのモチベーションを構築しています。
これらの学生の取り組みは、持続可能な教育の成果を提供しているともいえるでしょう。
授業の最後には、大学で持続可能な教育について研究をされている先生にも入って頂き、事例評価を頂きました。
こうした形で、大学、高校を繋ぎ、継続的な学習の機会を、NPOとして提供できることで、マラウイでの持続的教育を支える給食を、日本の教育にも繋げていくことが、私たちのミッションでもあります。
これからも、どうぞよろしくお願いします!