水の持つ大きな力
2018年5月8日、せいぼマラウイのスタッフは、北部カゾンバの共同体である
クルヤ・ディーコ・ウク(Kurya Ndiko Uko)を訪れ、
そのリーダーであるレクサ・ハリソンさんと面会しました。
その共同体では、井戸が完成し、歌や踊りでみんなが喜びを表していました。
彼らのミーティングには、現地のラジオ会社の関係者も参加しました。
以下の写真のように、まだ5月12日に向けて井戸の取り付けが進んでいた様子が
よく見てとれます。予定通り、井戸が稼働するように、助言を受けながら、
少しずつ進歩していったようです。
共同体みんなの言葉をお届け!
レクサ・ハリソン, クルヤ・ディーコ・ウクのリーダー;
「人間は、誰でも働き者になれる。でも、その人の話を聞いてくれる人は常に必要です。」
「私達の共同体では、多くのプロジェクトが並行して行われています。
その理由は単純で、共同体には多くの人々が関わっており、
その人々の数だけ多くの可能性、必要性が出てくるからです。
たくさんの人々の役に立つ活動を通して、豊かさが芽生えていきます。
その豊さは、自ら企画し、行動するという精神から来ています。
こうした共同体の精神を、NPO法人せいぼの支えによって開花でき、
井戸の建設に繋がりました。現地ではボランティアの金山雅右さんの手助けもありました」
エリザベス・チルワ, クルヤ・ディーコ・ウク代表
「以前は、水を遠くから汲まなくてはいけませんでした。
しかし、今では水汲みの利便性が高まり、仕事もさらに実り豊かになりました。」
マリア
彼女は、せいぼの支援によって完成が促進された井戸に対して、
とても強く感謝の意を示して下さいました。
カゾンバにはもともと、多くの水に関するインフラの問題をありました。
そのため、工事をするにしても、水を日々運ぶ作業をするにしても、
常に女性たちが少しずつ作業を行っており、周りの人に笑われてしまうこともあったと
話していました。そんな中で、今回のせいぼの働きによって、
大きく助けられたと話してくれました。
イダ
彼女もまた、せいぼの働きに対して、とても感謝を述べてくれました。
井戸が建設されたことによる仕事の変化、好循環について、
喜んでくれているようです。
カゾンバの水とその応用性
カゾンバの共同体は、今や水を得て、次のステップへと入っています。
早速、トイレを建設し、共同体のメンバーがまずは生活の支えとして利用しています。
ご寄付をしてくださった皆様へ
現地は皆様のおかげで、多くの成果を出すことができました。
本当にありがとうございました!