NPO法人せいぼは、2024年においてはマラウイの給食支援に加えて、日本の子供たちの支援を展開させて頂きました。
そのパートナーであるフリースクールのトーカ様から、年間の活動レポートを頂きましたので、以下で紹介をさせて頂きます!
1. はじめに(目的)
・ト―カに通う子どもたちが、自らメニューを考えて地域の方や保護者に食事を提供する「子ども地域食堂」という活動を月に2度行っています。子どもたちの自立、人のために作る喜び、地域交流など、子どもたちは「食」を通して様々な学びを得ています。
2. 活動概要
・活動期間:2023年9月~2025年1月30日現在
・開催回数:月に2回
・開催場所:学び舎ト―カ 用賀中町キャンパス
・対象者:ト―カに通う子ども、スタッフ、地域の子ども、保護者、高校生・大学生、世田谷区議員、商店街の方、地域の高齢者、社会福祉関係の方、フリースクール関係者など
・参加者数:延べ500人以上
3. 主な活動内容
・季節にそったメニュー、テーマを決めて取り組むメニュー、最近ネットで流行っているメニューなど、子どもたち同士で工夫しながら「何をつくろうか」試行錯誤しています。
これまで作成したメニュー:オムライス、ラーメン、ピエロギ、クレープ、ハンバーグ、巻きずし、ケーキ、クッキ―、手作りグミ、チャーハン、手作りパン、ピザ、カレーライス、ハンバーガー、餃子、チャーシュー、スープ、無農薬野菜の漬物、おにぎり、唐揚げ、スパゲッティなど。
4. 寄付金の使用用途
・食材費(おかし、ジュースも含む)、食器類、調理機器
5. 課題と成果
・課題:食材費の高騰、子どもたちの作りたいメニューで本格的すぎるものがあり、調理器具の入手が困難
・成果:料理を一度もしたことがない子どもたちにとって、新しい学びの体験となる。自分の作った料理が褒められ、自信につながる。お互いの料理を認め合う相互理解。多国籍の料理をつくったことによる国際理解。日本料理を調べてつくることによる自国理解。食わず嫌いだったものが、食べられるようになった。保護者同士の交流の場になり、地域の方との出会いの場になった。
6. 今後の展望
・次年度の目標 地域の学生とのコラボ
7. おわりに(感謝の言葉)
・いつもご支援いただき、本当にありがとうございます。「食」を通して子どもたちの学びの体験につながっています。また、マラウイコーヒーもスクール内で保護者や地域の方へ提供したり、お祭りで出店したりしています。