学校給食の力
WFPの調査 によれば、マラウイにおいて1ドルを学校給食に使うことで、
大人になった後に約6ドルに相当する生産性に繋がるとのことです。
こうした有益な投資にもつながる学校給食の力は、
私たちも、注目すべき着眼点だと思います。
日本が先導する意味
どんな国でも、学校給食は大きな力を持っています。
しかし、それをもっとも必要としている国では、
十分に給食を提供できる環境がありません。
マラウイの子供たちの多くの子供たちは、栄養失調の状態です。
特に、5歳以下の子供たちの中の34%が、栄養失調でなくなっており、
38%が、まだ母の胎内にいる状態で、死を迎えてしまっています。
では、日本がこうした本当に学校給食を必要としている国を
なぜ強く意識しなくてはいけないのでしょうか。
それは、日本の学校給食制度は、世界全体が模範とする、
素晴らしいものだからです。
日本国内で、1,000万程度の子供たちが、
学校で給食を食べており、それは国内94%に上ります。
一つの研究によれば、 日本の子供たちは、学校に行く日の方が、
通学していない日に比べ、多くの栄養分を補給しているとのことです。
こうした結果から考えると、学校以外の場所で摂る食事は、
学校給食の代替とはなっておらず、それだけ学校で提供される食事は、
子どもたちにとって重要だということが分かります。
こうした学校給食の魅力が、日本の子供たちが学校に通う意味を作り出しています。
マラウイのような国にとって、こうした学校給食はさらに大きな意味を持ちます。
日本は、給食に恵まれているからこそ、こうした問題に興味を持つことが、
重要かもしれません。
学校給食の機能
日本の学校給食制度は、子どもたちに正しい食習慣について、
伝えるために機能しています。
しかし、他の国では、それだけの機能ではありません。
給食を提供することは、その国全体の就学率、
退学率の低下、成績の向上にも繋がっていきます。
それは社会全体への影響を持っており、
特に子どもたち、それに関わる女性たちなどの生活に、
強く関わっています。
せいぼは、その学校給食に対して、日本での活動を通して、
1日に14,000人のマラウイの子どもたちに対して、
給食を提供しています。
現地の1食は、日本円で15円に過ぎません。
その小さな金額は、社会を変える大きな意味を持っています。
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