せいぼじゃぱんの代表、山田が上智大学で開催されたTEDxSophiaUで講演を行いました。
この度は、ご招待を頂きありがとうございました。
・講演の内容
内容としては、大きく二つに分かれます。
-Doing Charity by Doing Business
まずは、Doing Charity by Doing Businessという代表が2017年に入社したせいぼの支援企業、Mobell Communications Limitedの創立者、Tony Smithの言葉と山田のその言葉との出会いについてです。
自分の大学時代、神学と英文学を学ぶ中で、チャリティという社会貢献に対する時間の投資を多くしている人々に出会い、その姿が崇高であることは認めつつも、持続可能性に疑問を抱いていた中、Tonyによって「ビジネスの手法でチャリティをする」というチャレンジをしている会社に、代表の山田は出会うことができました。
創立者のTonyと代表の山田については、こちらからもご覧ください。
その結果、マラウイにも行きMobellの実施しているチャリティを体感し、携帯サービスの営業をしながらNPO法人せいぼを成長させるというミッションに繋がっていきました。
Mobellのチャリティとせいぼの関係は、こちらからもご覧ください。
-Intrepreneurship
二つ目は、Intrepreneurshipという言葉です。
アントレプレナーという「起業家」と同一視される言葉がはやっていると思います。
この言葉はもともとは、「既存のものを組み合わせて新しいものを作る」という意味で、誰も完全な0から作り上げる人はいません。
代表の山田は自身のキャリアを通して、Intrepreneurshipという言葉についてお話しました。
これは、「一つのミッションを持つ会社に入り、その中で新しいことを実施していくこと」です。
MobellのDoing Charity by Doing Business、そして携帯電話サービスという世界中の人の移動を支えるとともに、世界を変えていく(Not Only Traveling the World, but Change the World)というミッションの中で、日本でのチャリティで世界を変えるせいぼの働きを、マラウイの給食支援に貢献する形で始めたことを、お話しました。
講演内のメッセージ
2024年現在、「起業家」という言葉がはやっていて、自分が好きなことを仕事にするという「コンテンツ」にわくわくして、それをお金にできるような人にあこがれる人も増えています。
もちろん、それも素晴らしいことです。
しかし、一方で仕事のコンテンツではなく、「ミッション」(作りたい世の中)に共感して入社し、その中でミッションを体現できることを新たに始めていくことも、一つの働き方です。
こうした自分がわくわくする価値観(バリュー)を見つけ、それに合うミッション(具体的な未来像)を見つけていくために、大学では色々なことを勉強して自らが「こんなことに感動するんだな」とメタ認知できることが重要です。
高校の授業での応用
こうした後援内容は、大学への進路選択や職業観についてお話し、さらにTEDを通してスピーチの作り方、プレゼンテーションのデリバリーの仕方をお伝えすることに繋がりました。
長野清泉女学院中学・高等学校の英語の授業では、実際に代表の山田訪問し、生徒様の前で以下の点を特にお伝えしました。
・スピーチを作る上での前提となる自分独自のストーリー
・伝えたいことのシンプルな明確化
・制限時間という縛りの中で生み出される創造性(Ristriction and Realization)
・今後の学習への応用
以上の点を、実際のプレゼンを行いつつお伝えしました。
最後には、実際に模範となるいくつかのTEDの動画も紹介し、今後の英語の勉強だけではなく、自分の伝えたいことを相手に伝達し、心を動かすことができる方法について学びました。
こちらから、実際のプレゼンを見て頂けます。
・せいぼの教育事業とこれから
Seiboは全ての人々の母となる「聖母マリア」に由来する団体で、マラウイでその名前が日本との関係から付けられました。私たちせいぼじゃぱんも、マラウイの子供たちの日々の食事、そして教育を支え未来を作っていくだけでなく、日本の教育にさらに還元をし、全ての子供達と一緒に世界の将来を切り開いていくことをミッションとしています。
せいぼは、そのため積極的にマラウイのことを日本の学校でも紹介し、実際にその支援に関わることができる活動もご一緒しています。
こちらから是非、事例をご覧ください。