2023年5月26日、せいぼは上智大学のアフリカ地域への理解を促進し、連携を深めていくためへの取り組み、アフリカWeeksで講演、ワークショップをさせて頂きました。
当日はたくさんの高校生、大学生の皆様にご参加頂き、とても実りのある日となりました!
講演の内容
タイトルは、「アフリカン・ワークショップ~コーヒーから知るアフリカ~」でした。
アフリカを始めて知る人々、マラウイという名前を始めて聞く人向けに、まずはアフリカの中でマラウイがどこにあるのか、どんな特徴がある国なのかについて、お話をさせて頂きました。
その後、2015年以降の乳幼児の死亡率の増加、給食支援によって教育と基礎となる栄養を子どもたちに提供することに重要性について、ご説明しました。
その後、マラウイでは上位3番目によく栽培される作物として、コーヒーを紹介し、現地の農園やフェアトレード認証制度の取り入れ方についてご説明しました。
最後に、実際に日本で展開しているWarm Hearts Coffee Clubのビジネスモデルから、どのように私たちがマラウイを支援するために活動をしているかについて、ご説明しました。
全体を通して、学生の皆様が積極的に理解を深めようとしてくれたのが印象的で、ディスカッションが終わる頃には、具体的にコーヒーの販売方法や学校での販売の価格について、検討してくれた高校生もいました。
講演中の参加者との交流
講演中は、実際にマラウイ産のコーヒーを飲みながら、聞いて頂くことで、さらに具体的な理解や現地の雰囲気を伝えることができました。
スタッフがコーヒーをその場で作製し、その方法を伝えた上で飲んでもらうというワークショップや、マラウイとコーヒーについてクイズを行うなどで、交流も交えて実施できました。
ディスカッションでは、親密に参加者とコミュニケーションを取らせて頂くことができました。
興味深かった内容としては、「フェアトレードはラベルだけではなく、現地の人々に好ましい還元がされれば全て公平な取引になる」という点でした。
マラウイではまだ、コーヒーがとても有名ではありませんが、多くの方が「マラウイコーヒー」としてのブランドを知ることで、適切な流通が先進国で展開され、現地での買い付けの量が増え、農園の人々の収入も増えていきます。
こうした流通にNPOが関わることで、その消費する国の売り上げが、農園の人々だけではなく、それに加えてその国の他の社会課題の解決にもつながります。
こうした気づきは、参加者の皆様としっかりと向き合って、出てきたものだと思います。
参加者の方の中には、高校生もいらっしゃいましたが、この流通の中で学校が入ることで、さらに日本での教育的な付加価値も加わります。
是非、学生の皆さんとの繫がりも、増やしていきたいです。
学生の皆様との事例は、こちらからもご覧ください。
※参加者の感想①
「実際にコーヒーを飲みながらお話を聞けたことでより身近に感じられました。
また大学生とディスカッションを行ったことで
より深い所まで考えられたし、自分では思い付かなかった意見が知れて面白かったです。」
これからの展望
こうした機会を経ることで、せいぼはさらにマラウイを例として、貧困課題を発信し、それを解決するために協働してくれる人々と活動を展開していきたいと感じました。
今回の講演会では、参加者側だけではなく、プレゼンターも高校生、大学生に関わって頂きました。
どの学生もせいぼとその支援企業で英国の社会的企業、Mobellが展開しているオンライン留学コースの卒業生です。
一緒にチャリティ、ソーシャルビジネスを学んできた学生たちと一緒に、プレゼンができることは、とても嬉しいことでした。
今後の希望も、上智大学の学生を始め、ご参加くださった方々、プレゼンをしてくださった方のおかげで、大きく広がりました。
これから、さらにチャリティの輪を広げ、活動を展開していければ幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!