せいぼはこれまで、そして現在でも継続的に、
マラウイの子ども達に対して、給食支援を続けてきました。
おそらく皆様は、せいぼがアフリカのマラウイに対して、
どのような給食支援をこれまで展開してきたかについては、ご存じだと思います。
しかし一方で、せいぼは「世界中から貧困をなくすこと」、そしてさらには、
日本を始め、世界中にチャリティを根付かせることが理念です。
日本と向き合う
そこでせいぼは、今年の5月より、東京で学校の放課後において、
子どもたちに食事を提供している団体に対して、支援を開始しました。
日本は、世界で第3位の経済大国とも言われています。
しかし、人々の生活の中には、隠れた貧困が存在していることも確かです。
政府の発表によれば、2012年における16.3%の貧困率から、
現在は10%に低下をしてはいます。
その一方で、この10%を無視するわけにはいかず、
そこには、経済大国日本特有の、※「相対的貧困」が存在しています。
※一人あたり122万円/年で暮らす生活をしている場合、
「貧困」と定義をしています。参考としてですが、
一般的な母子家庭の平均年収は270.3万円です。
参考)NPO法人キッズドア様 「日本における子供の貧困」
http://www.kidsdoor.net/otona/mission/data.html
せいぼは、日本で活動するNPOとして、こうした「相対的貧困」に対しても、
どのような取り組みができるかを考えました。
そこで、東京都北区赤羽で、放課後に食事を提供している団体に対して、
その食事費用の支援をすることとなりました。
日本における給食の力
赤羽で活動をしているVIDESでは、
週に2回、子どもたちに夕食を提供するのと同時に、
学習の場や、ボランティアを通しての憩いの場を提供しています。
子どもたちによっては、1日に1食しかしっかり食べることができず、
多くの子供たちが放課後の活動、習い事をする日本で考えると、
食事をして十分な栄養が取れないことで、多くのデメリットが発生してしまいます。
ハッピーハウスプロジェクトの働き
そんな中で、VIDESの「ハッピーハウスプロジェクト」は、彼らにとって、
大きな支えとなっていることは間違いありません。
赤羽では、両親が遅くまで働いていたり、外国籍で多くの困難を抱えていたりなど、
課題を抱えている人々が多くいる地域となっています。
ハッピーハウスでは、そうした家庭で生活している子供たちと、
料理を一緒にしたり、スキマ時間に宿題をやったりなど、
食事をきっかけにして、唯意義な時間を提供する活動をしています。
せいぼの支援の姿
せいぼは毎月、VIDESに対して食事の支援金を送っており、
東京で焙煎したマラウイのコーヒーの購入を通じても、
その支援に繋がります。
私たちは今後も、VIDESとともに、世界中の貧困と向き合う活動を続けていきます。