せいぼじゃぱんは、毎月の活動報告書 (Activity Report) 上で、みなさまのご寄付が、どのように現地で役立っているのかをご紹介しております。その中から、ホッコリ心が温まるお話をご紹介いたします。2011年10月20日に生まれたンパツオ君は、園費は決して高い園費ではありませんでしたが、家族には園費を支払う余裕がなかったので、まだ保育園に通った事がありませんでした。
今、ンパツオ君は、みなさまの温かいお気持ちによってアシラ保育園に通っています。毎日きちんと食事も食べられています。ンパツオ君のご両親は、私たちにこう語ってくれました。「あの子は、先生が保育園から家に送って下さってからも、また保育園に行きたいと言うほど保育園が大好きです。朝は、目が覚めるとすぐに保育園に行きたがるんですよ。」
アシラの保育士さん達からも、「ンパツオ君は、毎朝保育園に一番に来るんですよ。言った事はきちんと守りますし、いつも楽しく遊んでいます。」と心温まる報告がありました。
6月の活動報告書ではグレースちゃんの話もご紹介しています。
グレースちゃんもはじめて保育園に通っています。誕生日は2011年のクリスマスの日。母親のシーラはもうすぐ高校を卒業します。彼女は、シングルマザーで生活費を稼ぐために「カチャ-ソ」と呼ばれるビールを家で作って売っています。
保育園の先生方は、グレースちゃんが、まだ園によくなじめずに泣いてばかりいると話をしてくれましたが、グレースちゃんのおばあちゃんは、孫が保育園に通えるなんて思ってもいなかったのに、通えるだけではなく暖かい食事まで食べさせてもらえている事に、とても喜んでいるそうです。
1人の子どもへの食事は1食15円。みなさまの温かいご寄付によって、小さな彼らの世界が変わったのです。本当にありがとうございます。