Seibo Activity Report: September-October 2020
Date:2020.10.29
ご支援を頂いている皆様へ
9月12日に、マラウイは学校を再開させました。一つの学期が終わる12月までは、実験的に学校は閉鎖せず、継続をしていく意向で、現地は動いています。一方で、せいぼの家庭訪問による給食提供は、現在でも必要とされています。理由としては、現在でも学校に集まり食事を作る上での安全性が、十分確証されていないからです。そんな中でも、こうした「希望の光」が見えてきたことを、とても嬉しく思います。
日本、英国、ブルガリアの支援者によって、せいぼの現地スタッフは、日々忙しく、給食支援に取り組むことができています。幼稚園と小学校に通っている子供たちの家庭に訪問し、食事を提供することで、日々の暮らしの支えができていること、そしてそれが皆さんの支援によって実施できていることに対して、感謝の気持ちでいっぱいです。
こうした食事提供を、適切に、そして安定して実施するためには、各家庭からの情報が欠かせません。そして現地の保険機構の助けとMalawi Red Crossとの協働、そしてせいぼのスタッフの働きが、それらを整えるために必須となります。そして、現地のボランティアの働きは、とても大きいものです。
10月おいて、パートナーの小学校全てに給食を配分するのに、およそ6日間がかかりました。こうした多くの人々を支える責任の中でも、学習の遅れがある子供たちなどを助けながら、私たちは誰も取り残すことなく、先に進んでいかなくてはいけません。
私たちは、今後も特にせいぼのFacebook にて、現地の進捗について、情報を発信していきます。今後も同じく大きな課題を抱えながら、乗り越えていき、成長をしていければと思います。皆さんの支援もお待ちしております。
メアリーとバイオレット– 二人の姉妹の物語
バイオレットさんとメアリーさんは、北部ムジンバのセントポール小学校に4人の子供を持つお母さんです。二人はそれぞれ小さな仕事を持っていて、木炭とトマトを売っています。バイオレットさんの旦那さんは、南アフリカに仕事を見つけるために出てしまっています。メアリーさんは、フルーツも売って仕事をさらに展開しています。
二人の家庭は、旦那さんが家に戻って来ない限り、二人の収入が生活に頼りとなります。そのため、朝食に給食が支給されることは、大きな負担の軽減になり、子供たちが学校での学習に集中できる環境を作ることにも繋がっています。メアリーさんは、自分たちだけではなく、多くの人がこうした給食支援を受けられるように願っていると、お話をしてくれました。
「空腹の子供たちを助けたい」