2021年6月、都市部の保育園では学校給食支援が再開されました。
その際は、せいぼの拠点があるチロモニ地区での給食支援も再開となりました。
そして、せいぼのスタッフは、実際にSeibo Kids制度の対象になっている子供たちが、どのような成長ができているかなどを確認する意味を含め、10月20日~26日にかけて、家庭訪問を実施しました。
以下で、その時の様子、インタビューをまとめました!
GraciousとGraceさん
2021年4月から保育園に通うようになった双子です。
彼らは現在、1~20までの数字を数えることができ、さらにアルファベットを読むことができます。
お母さんも、子供二人が良く学校で頑張っていると、伝えてくれました。
残念ながら、お父さんは事故に遭ってしまい、1か月間の入院となっています。
お父さんが仕事ができかった間、お母さんはビールの醸造の仕事を始め、家賃を返していました。
現在はお父さんも退院し、ガードマンとして雇用されています。
一方で、お母さんは副業としての以前の仕事を、これからも生活の助けとして続けていく予定です。
Sungeniくん
Sunguniくんは、Fatihu Deen保育園に通っていて、よく学習が進んでいます。
お母さんは、彼が多く成長し、様子が変わったことを、とても嬉しく感じているようです。
アルファベットを書き、さらに1~10までの数字を言うこともできるようになりました。
Sungeniくんは、先生とも仲良くしていて、現在は良い関係だそうです。
Shanaiくん
Shanaiくんは、Bachi保育園で2018年8月から勉強をしていますが、一つ心配しているのが、文字を書くことができていないという点です。
いつも学校では手が止まってしまい、なかなか進まない様子が多いとのことです。
原因として考えられるのは、家庭でお母さんが十分に子供の世話ができていなかったり、様子を見てあげられなかったりという状態があることが考えられます。
従って、今後せいぼスタッフは、定期的にShanaiくんの家に訪問して、様子を見ることにしました。
Favourくん
Future Leader保育園に、2021年3月から通っているFavourくんは、学校に安定して通っています。
1~10までの数字を数えられ、せいぼにも感謝を伝えてくれました!
以上のような現地の家庭の具体的なレポートによって、現状を今後も伝えていければと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします!