せいぼは、2020年も、皆さまの協力のもと、困難を多く抱える中でも、
活動を無事に展開することができました。
1年間、本当にありがとうございました!
今年一年は、コロナウイルスの影響で、世界中が大きな影響を受けてしまいました。
マラウイも、医療、教育、衛生面において、大きな困難に直面をしました。
そんな中でも、私たちは自宅への食事の分配、病院の援助、
保護者の方々の生活の復帰におけるお手伝いなど、共同体が一つになり、働く経験をしました。
今回は、1年間を振り返り、日本側ではどれくらいの支援を展開でき、
現地の以上のようなストーリーに繋がったかについて、ご共有ができればと思います。
日本からの支援と現地の活動のまとめ
2019年12月に、121,985ドルの送金を実施した後、私たちはウイルスの被害もあり、
さらに多くの現地への支援が必要になりました。
2020年の支援内容のまとめを、コロナウイルスへの対応の流れに沿って、
ご紹介をしていきます。
3月の学校の閉鎖
2020年3月から、マラウイではコロナウイルスの影響で、学校が閉鎖となりました。
その際から、せいぼは73人の貧困層の子供たちへの支援と、
支援先として登録されているCBCCの335人の子供たちへ、
緊急支援として、各家庭への食事の提供を実施しました。
当時の家庭の状況についての現地からのレポートは、
こちらからご覧いただけます。
5月の緊急支援の開始
以上のような現状を受け、5月からせいぼは緊急支援パックの提供を開始しました。
メイズ、豆などの基本的な食物、そして衛生用品などを含むパッケージで、
73組の家族に対して、提供がされました。
詳しくは、こちらの記事から、御覧頂けます。
せいぼは、5月において、日本から103,404ドルの送金を行い、現地の緊急支援に充てました。
その中には、日本、ブルガリア、英国からの支援もありました。
皆さんのおかげで、各家庭の緊急支援ができてことにより、多くの命が助かったと思います。
本当にありがとうございました!
6月の南部、北部での食事提供
2020年6月、北部で支援校として登録がされている小学校12校にて、
13,000人以上の子供たちに5kgの食事を提供することができました。
さらに、南部の貧しい家庭に対して、CBCCにて、週に7日間、朝食の提供を実施しました。
7月からは、衛生上の問題で、CBCCで配分を実施することは難しくなってしまいましたが、
せいぼは、各家庭の保護者に対して、CBCCで食料を渡す形で、支援を続けました。
詳しくは、こちらからも、ご覧ください。
その後、現地からはレポートが届き、コロナウイルスの中での現地の生活について、
日本でも様子を把握することができました。
こちらから、詳しく見て頂くことができます。
6か月の学校の閉鎖の間、各家庭は苦しい状態が続いていますが、
それぞれが家庭で食事を受け取り、必要な栄養を摂ることができています。
9月の学校の部分的な再開と食事支援
その後、学校は9月に再開し、マラウイ北部でも、60,000kgの給食を提供し、
北部ムジンバの病院の小児病棟には、1,815kgの給食を提供できました。
一方で、南部では、808人の保護者が4,000kgの給食の支援を受けることができました。
詳細は、こちらのニュースレターからも、御覧頂けます。
こうした活動にために、せいぼは現地に、9月には、8,672ドルの送金を実施しました。
このことで、現地では少しずつ希望の光が見え始め、日常を取り戻そうとしています。
こちらからも、その様子を見て頂けます。
12月現在の現地の様子
以上のような働きによって、現地の家庭はコロナウイルスの中でも、
生活に困難を乗り越えようと、努力をしています。
しかし、現在でも、1日1食で生活を余儀なくされている家庭や、
安定した仕事に就けていない家庭があるのが現状です。
そこで、年内最後の送金として、114,049ドルを送金しました。
少しずつ、皆さんの協力のもと、現地も成長をしてきています。
こちらから、その様子を詳しく見て頂けます。
こうした現地の生活の変化は、学校給食が生み出す大きな社会変革です。
私たちせいぼのミッションは、こうした社会変革を積極的に生み出し、
世界中から貧困をなくすことです。
※参考資料として、こちらから、私たちの今までの歩み、
そして、今年の活動の概要を、見て頂けます。
これからも、皆さんのご協力のもと、ミッションを胸に、活動を続けていきます。
一年間、本当にありがとうございました!