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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
高校生の探究学習プレゼンテーション
公開日:2023.08.18


2023年7月26日、東京の上智大学で開催された教員向けの研修授業にて、せいぼで活動している高校生が自身の探究学習についてプレゼンテーションを行いました。
せいぼは現在、多くの小学校から大学までの学校と提携し、課外活動や総合的探究の時間、社会科や宗教科の授業でご一緒しています。
2017年以降、カリキュラムにおいて探究学習が加わり、学校が外部機関と繋がり、より社会課題やその具体的な解決方法について学ぶことができる機会が、学生たちに対して提供され始めています。

学生の皆さんのプレゼンテーション内容

①コーヒーの販売(頌栄女学院)
東京の白金台にある頌栄女学院高等学校では、生徒会を中心にマラウイの課題やそれを支援するために販売するフェアトレードコーヒーについて、校内で宣伝をし、オリジナルのラベルをデザインした上でドリップパックに添付し、販売しました。
こうした取り組みで、スタッフから学んだことを自らが日本から取り組める身近な課題にすることができたとのことでした。

また、宣伝する上では、オリジナルのラベルを作製して学校の一体感を高めることになりました。
宣伝する工夫を凝らすことで、マーケティング実践の体験にもなったと思います。
中心となってくれた学生は、せいぼの支援企業が主催するオンラインコース、Mobell Courseに参加して下さり、チャリティやソーシャルビジネスについての理解を深めてくださいました。

頌栄女学院の高校生のプレゼンテーションは、こちらからご覧頂けます。

②マラウイの国際課題の学習、広報支援(サレジアン国際学園)

東京のサレジアン国際学園の学生は、大学受験で社会福祉系の学部を志望していることもあり、マラウイの学校給食が現地の人々の生活に対して、どのように役になっているのかについて、調べて頂きました。
また、それを日本の社会福祉的な環境と比べることで、マラウイのような国とはどんな点が異なるのか、私たちからできる支援は何かについて考えて頂きました。
せいぼは、その学習成果などを使用して、学校で社会科の授業に役立てさせて頂いたり、日本のNPOとして日本の課題に向き合いながらマラウイの支援をしていく方法について、向き合う機会になりました。

活動をしてくれた学生は、大学に提出する小論文の作成などに対して、参考となる題材を、せいぼとの活動の中で入手することもできました。
一般的に、高校生が国際NPOで実際に体験した内容を、短期間で小論文に盛り込むことは難しいですが、今回はその機会を提供することにも繋がりました。

サレジアン国際学園の高校生のプレゼンテーションはこちらからご覧頂けます。

・せいぼの学校との取り組みと狙い
せいぼは主に、以下のような流れで、学校と活動をしています。

【内容】
・マラウイと現地の抱える課題、学校給食の重要性についてワークショップを実施
・学生の皆さんと寄付型コーヒーの販売を中心に、現地の支援方法を検討
・支援プロジェクトや、商品開発を実施し、告知の開始
・実際の販売と、結果の報告。マラウイとのオンラインでの交流

【狙い】
・国際理解を深めるだけではなく、そこから見える課題を見出し、解決方法を考える。
・課題解決方法を具現化するために、マーケティングやプロモーションの体験をする。
・一度限りでの支援ではなく、支援先やスタッフとの継続的なコミュニケーションを図る。

※せいぼの提携校はこちらから。