ページトップへ戻る

せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
One Door Closes, Another Opens!
公開日:2021.09.06

せいぼはもともと、私たちの現地スタッフ自身が住んでいる周りの環境において、多くの子供たちが栄養失調に陥っているのを目撃し、支援を始めたところからスタートしました。
その場所は、南部の都市ブランタイアの郊外にある、チロモニ地区という場所でした。
当時は、チロモニ地区の私立幼稚園のサポートに絞っており、その幼稚園のスペースの10%をもらい、学校給食の支援をしていました。
その10%の場所をもらう代わりとして、学校給食は定期的に提供をし、地元の特に貧しい子供たちを無料で幼稚園に入れてあげることを許可して頂いていました。そして、この制度は現在でも続いています。
一方で、貧しい地域では私立の幼稚園はなく、それらとの提携状態を作るのは、不可能に近い状態です。
従って、その貧しい地域の共同体が主体として作られている組合と連合し、その組合が管理しているCBCC(Community Based Chidren Center)とパートナーシップを組み、学校給食を提供しています。

このように、貧しい山間部とそうでないところでの対応は異なっていますが、コロナウイルスの被害の中では、双方とも大きな困難があり、閉鎖に追い込まれてしまうCBCC、保育園などもあります。
さらに、現地のCBCCは特に、共同体内のボランティアに運営、保育を実施してもらっているため、コロナウイルスの中では、安定した運営スタッフを確保するのが困難な状態です。

一方で、貧しい子供たちの、せいぼの特別支援(せいぼキッズ制度)への申し込みが多くなってきています。
そうした背景も考え、現地のスタッフは、10%のスペースを与えてくれ、学校給食が実施でき、無償で子供たちを受け入れてくれる保育園のパートナーを、必死に探しています。
皆さんから頂く支援を効率よく現地の支援に充てていくためには、こうした工夫が必要になります。
2021年9月の時点で、53校とパートナーシップを組んでいますが、その中の40校程度が実際には日々の活動を実施しています。
昨年2020年には、5校のパートナーを失うことになってしまいましたが、全てが都市部の学校でした。
それでも、彼らは保育のための場所の提供は実施しているという状態です。
こうして学校が閉まっていても、せいぼのスタッフは希望を持って、違う受け入れ先のパートナーを探しています。

実際に、せいぼのスタッフは2021年2月、既に閉まってしまった2校のCBCCに対して、家庭に子供たちが持って帰ることができる食事を提供していました。

新しい希望
2021年6月には、FaezaとCross LifeというCBCCが、新たなパートナーとなりました。
彼らは保育園として機能を始めただけではなく、せいぼキッズの受け入れ先になり、無償で貧しい子供たちを受け売れてくれています。
さらにこの二つの保育園について知りたい方はぜひ、FaezaCross Lifeからお読み頂ければ幸いです。
この二つの保育園が、これからも成長していけるように、祈っています!