せいぼキッズの配属を決める委員会は、定期的に開催され、関係者とともにどの子供たちを無償の幼稚園に配置するのが適切かについて、話し合っています。
せいぼキッズ制度は、南部チロモニ地区で、家庭が特に貧しいと認定された家族の子どもを、パートナーとなっている幼稚園の協力で受け入れて頂くものです。
該当の幼稚園には、せいぼが給食を提供しています。
2022年5月には、以下のような子供たちが新しく、せいぼキッズとして受け入れられました。
この度は、皆さんのご支援で、こうして子どもたちを受け入れることができ、とても嬉しいです。
本当にありがとうございます!
Lloyd (5歳):
ご両親と、二人の兄弟と一緒に生活をしています。
お母さんのMargaretさんは、チャコ(木炭)を売って生計を立てていて、お父さんは警備員の仕事をしていますが、家計は苦しいままです。
2022年5月からは、17.6㎏の体重になっていたLloydくんは、Bachi保育園に通うことになりました。
GodfreyとJeffrey (4歳):
二人の男の子は双子で、お母さんは病気で苦しんでいます。
お母さんは、悲しいことに過去の出来事で精神的な病もあり、立ち直るのが難しい状態です。
‘Chisomo Children’s Club’という共同体に、二人は助けられていましたが、最終的には祖母が二人を見つけ、現在は彼女に引き取られています。
その祖母は、二人の子供以外にも、親戚から預かった4人の子どもたちも育てています。
それ以外の家族のメンバーを入れて、合計9人が一つの家庭で暮らしています。
その家計を支えるための収入は、賃貸と地代になっており、それらは水を管理する委員会に提供されています。
しかし、上記の収入だけでは十分ではなく、コミュニティの他の方からの支援を受けて生活もしています。
2022年5月からは、双子の二人はFatihu Deen保育園に入学しています。それぞれ、16.6lkgsと15.9kgsの体重です。
Paul (3歳):
母子家庭で育ち、7人家族で生活しています。
お母さんのMarthaは、日々の小さな現金収入にたよって生活しており、子どもの学費を出す余裕はありません。
2022年5月から、PaulくんはFatihu Deen保育園に通っていて、最初の日は10㎏sの体重でした。
JoelとSalvation (3歳):
双子の二人は、5人家族で生活しています。
ご両親は早くに学校を中退してしまい、日々の規模の小さい現金収入で生活しています。
Fatihu Deen保育園で双子の二人は生活を始めました。そして、当時の体重は、11.3kgsと11.2kgsでした。
Promise (4歳):
お母さんと生活をしていて、2人の兄弟と叔母さんと生活をしています。
お父さんは南アフリカに仕事探しをしに出掛けましたが、家族を支えることには至りませんでした。
2022年5月から、Agape保育園に通っていて、当時の体重は13㎏sでした。
Joshua (3歳):
7人家族で生活しています。
お母さんのEsterは、旦那さんを失ってしまっています。
Esterrさんは、ハウスメイドとして働いていて、月に25,000MWK(マラウイクワッチャ)の収入です。
一方で、その収入の規模ですと、十分に家族を支えることができません。
したがって、Joshuaはせいぼキッズの支援を受けて、2022年5月からAgape保育園に通うことになりました。
当時の体重は、15.8㎏sとなっていました。
以上が2022年5月に新しくせいぼキッズとして加わった子供たちについてでした。
こうした情報を、皆さんにご提供できるのも、ご支援を日本で頂いているおかげです。
これからも、どうぞよろしくお願いします!