NPO法人せいぼでは、学校給食とそれに関わる支援を、保育園、小学校に対して実施をしています。
今回は、その中でも、以前こちらでもご紹介した、Makapwa保育園(現地語で「見捨てられた場所、使用できない場所」)の井戸の設置計画について、紹介をさせて頂きます。
彼らのMakapwa共同体は、山間部にあることで、支援を受けるのがとても大変な状態でした。
しかし、皆さんの支援に支えられて、NPO法人せいぼの現地スタッフは、学校給食提供を続け、こちらからご覧頂けるように、共同体自身も大きな成長を遂げることができました。
2021年10月には、現地の共同体の人々のインタビューも、こちらで共有させて頂きました。
一方で、2022年の早期の段階では、まだ建物などの十分な整備は整っていませんでした。
一方で、Makapwa保育園の教室としては、活用はされており、子供たちも滞在ができています。
こちらの短いビデオで、皆さんもこの保育園が位置しているKajawo村周辺の様子、そして保育園に至るまでの道のりを、見て頂くことができます。
こうした状況の中では、現地では少しずつ共同体が進化しており、トイレの建設、保育園の教室の壁の塗装などが完了しました。
ここまで成長できたのは、Makapwa共同体、村の人々の協力、そして日本の皆さんのご支援があったからです!
しかし、Makapwaはそれでもまだ課題を抱えている状態です。
2022年2月、私たちスタッフは現地の人々が給食を作ったり、日々の生活で使ったりする水を汲みに行く際に、同行しました。
その中で分かったのは、476もある家庭が、小さな急流から水を取り、生活をしていることです。
こうした状況は、見過ごすことはできず、私たちも何か支援をしなくてはいけないと感じました。
その水源の様子と、今後の予定について、下記で紹介をしていければと思います。
たしかに、マラウイでは都市に近くにあったり、比較的都心部に近かったりする保育園などは、水源が現在安定していることが多いです。
一方で、山間部や田舎部にある学校は、今でも安定した水の供給がされていません。
そして、Makapwaは特に人が入るエリアではないこともあり、長期間の間水の供給がなかった状態でした。
こうした状況は、特に深刻と言えるでしょう。
マラウイでは、水源は周りの家庭、村全体が共有して使用するものです。
そうした点もあり、私たちは現地のスタッフと相談した結果、Makapwa保育園だけではなく、Kajowa村全体のために、井戸の設置を実施することにしました。
そこで、皆さんからもご支援が必要になっています!
現在、村のどの場所が井戸を掘るのに適しているかについて、調査をしています。
そして、井戸が今後設置されることで、村全体の水源んの確保が現実的になります。
幸いなことに、該当の共同体は谷の下に位置していて、地下からは水を十分に引くことができます。
その結果、一年中水の供給ができる可能性が高いのです。
さらに、現地には井戸を維持していく上でも課題もあります。
メンテナンスなどは、常に問題となることが多いです。
そこで、私たちは井戸を掘るためだけの支援だけではなく、ソーラーパネルと水のタンクの設置、そしてその管理費についても、支援を考えています。
こうすることで、長期的で持続可能な支援に繋げていければと考えています。
上記のような計画は、それなりのコストもかかります。
しかし、水は生活の上で欠かせない最も大事な要素であり、さらに学校給食支援団体としても、支援が欠かせないものです。
以下で、支援が必要な具体的な内容について、ご覧頂けます。
(上記の画像は、ソーラーパネルでポンプを動かし、ウォータータンクで水を貯めるイメージを表しています)
この井戸、そしてタンクの設置をすることで、水道を通し、蛇口も設置します。
そうすると、村全体の人々が、水源を訪れることなく、楽に水を取ることができます。
これらの工事は、関連協力会社と契約をしたのち、すぐにとりかかる予定です。
皆さんとともに、マラウイの共同体を大きく変えることができます。
そして、学校給食の促進も大きく進みます。
支援を必要としている子供たち、そして家庭の皆さんに、皆さんのご支援を届けることで、世界を大きく変える一歩を作っていければと思います!
こちらから、直接ご支援も可能です。
これからも、どうぞよろしくお願いします。