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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
コロナウイルスと現地の状況 (2)
公開日:2020.12.09

マラウイでは、最も大きなウイルスによる被害者は、子供たちと言っても過言ではありません。
彼らは、2020年3月から、学校に行く機会が奪われてしまい、学校給食を摂ることもできない状態です。
せいぼのパートナーのマラウイスタッフは、こうした飢餓の発生を食い止めるために、
緊急の食事支援パックの提供を実施しました。
現在は、学校が少しずつ開校する流れとなっておりますが、学校給食の提供は、十分に定着していません。
また、学校での食事の提供は、十分に許可がされていないのが現状です。

こうした現状は、現地の子供たち、家族にとって、どんな影響があるのでしょうか。
家族は、ウイルスの影響による価格変動に対して、十分な対応は取れず、
経済的な困窮が、さらに高まってしまっています。
子ども達も、1日に摂れる食事の量が減ってしまっているのが現状です。

子ども達も、学校に全ての人々が受け入れられるわけではありません。
幼稚園にも通ったことがない子供たちは、小学校への受け入れが難しいことが考えられます。
従って、共同体主体の子どもセンターであるCBCCでは、入園費用が無料なこともあり、
多くの希望者が殺到しています。こうして幼稚園に通うようになる子供たちの多くは、
始めて幼稚園に通う子供たちで、しかも家庭も貧困なため、食事をせずに幼稚園に通い、
一日何も食べずに、そこにいることも多いです。

せいぼは、頂いた寄付を使用させて頂き、こうした貧困の家庭に対して直接訪問し、
朝食となる食事を提供しています。
こうした支援によって、せいぼが生活の応援をしている家庭について、
今回の記事で、いくつかご紹介ができればと思います。
この度は、ブルガリア、イギリス、そして日本からの多くの支援を頂き、
こうした現状までたどりつくことができました。
こころから、感謝をしております!
こちらから、今後の活動も、応援して頂けます。

Makapwa CBCC

Edinaさんのストーリー

Edinaさんは、1歳のTrevorくんと、6歳のListerくんのお母さんで、
チャコ(現地の木炭)を旦那さんと売って生活しています。
Trevorくんは、11月に幼稚園に入り、パーラーを始めて食べました。
パーラーは、現地で給食として提供されるもので、トウモロコシが原料です。
Edinaさんは、こうした食事によって、子供たちの健康状態が向上することを、
とても強く確信し、以下のような言葉を伝えてくれています。

「Mgaiwaというお粥を、子供たちにあげていましたが、パーラーの方が栄養があり、
 とても助かっています!」

Idaさんのストーリー

idaさんは、3歳のBelitaさんと、1歳のSakinaさんのお母さんです。
Belitaさんは、11月からMakapwa CBCCに入ることになり、お母さんとしては、
そこでパーラーを食べることができることで、子供たちの栄養状態の改善を考えています。
Idaさんは、パートの仕事をしたり、チャコを販売するなどで、生計を立てています。
最後に以下のような言葉を頂きました。

「せいぼの活動に感謝しています。どうか祝福があるように!」

Mercyさんのストーリー

Kajowo村にいるMercyさんは、7人の子供たちのお母さんです。
子どものOwenとEllenは、Makapwa CBCCに通っており、5か月の赤ちゃんと一緒に、Mercyさんは家にいます。
旦那さんは、チロモニにてチャコを販売する仕事をしていて、それが主な家族の収入です。
このような収入状態ですと、7人の子供たちを支えるのは困難です。

「私たちは、パーラーを受け取ることができて、とても嬉しいです。
 毎日朝食が摂れることは、この村ではとても贅沢で、パーラーは栄養価が高く、さらに助かっています。
 私たちは、子供たちに調理して、これらを与えていて、今後も続けていく予定です。
 支援を頂いた皆さんには、とても感謝をしています!」

Mlambe CBCC

Fynessさんのストーリー

Fynessさんは、Extevaくんの母で、一人息子です。
彼は2018年に産まれ、幼稚園に登録をしたばかりです。
Fynessさんは、毎日パーラーを受け取ることができ、とても喜んでいます。
彼女の現在の輸入は、12,000MK(1,600円程度)で、生計を立てるのは、困難なのが現状です。
そんな中で、パーラーの提供は大きな影響を与えています。

Tiyamike CBCC

Gladysさんのストーリー

Gladys Lestonさんは、2人の子供たちの母親です。
子どものMalayaさんは、チロモニLEA小学校に通っており、
Costanceくんは、Tiyamike CBCCに通っています。
Gladysさんは、専業主婦として家に滞在しており、旦那さんがミニバス運転していて、
週に4日間働き、MK3,000(400円程度)の収入を、日々得ています。
家族は、貸家に住んでいて、月に20,000(2,700円程度)がかかります。

「パーラーが手に入り、家計がとても助かっています。子供たちの健康は増進され、
 毎日何も食べない日が続かないでよくなっています。
 これからも、子供たちに食事を作り続けます!」

Nduzaniさんのストーリー

Nduzaniさんは、tadalaとtabithaさんの二人の子どものお母さんです。
Tadalaは、地元の小学校に通っていて、Tabilaは保育園に通っています。
Nduzaniさんは、川から砂を集め、建設の仕事をしている人々に、販売しています。
旦那さんは、教会の見張り番の仕事をしており、月に35,000MK(4,700円程度)の収入を得ています。

「せいぼがパーラーを提供して下さって、本当に感謝しています。子供たちは健康に成長でき、
 娘が学校に行く前に食事ができることが、とても嬉しいです。」

Linessさんのストーリー

Linessさんは、6人の子供たちのお母さんです。
MayamikoとAndrewくんは、保育園に通っていて、旦那さんはスズ細工師として働いています。
それ以外にも、パートの仕事をし、生計を立てています。
食事をなるべくしっかり摂れるようにしていますが、多くても2回の食事となってしまいます。
MayamikoとAndrewさんは、二人とも、お腹を空かせた状態で、家を出なくてはいけないことも多いです。

「子供たちが、毎日食事を摂ることができるようになっています。せいぼのパーラーのおかげです。
 せいぼの皆様には、本当に感謝しています。」

Meffaさんのストーリー

Meffaさんは、Tiyamike CBCCに通うMarvelous Mateyuさんの叔母です。
彼女は、7人の子供たちを育てていて、5人は自分の子供ですが、2人は、妹の子供です。
Meffaさんは、子供が育てられないMarlelousさんのお母さんの代わりにも、子供を育てており、
自分のパートの仕事を使用して、何とか子供たちのために生計を立てています。
彼女の旦那さんは、脳卒中となってしまい、仕事ができなくなってしまいました。
家も、現在支払いを親族に頼っておりますが、十分に支払いができていません。
その結果、その家は、売却にあうことも考えられます。
こうした状態の中で、子供たちの十分な食事が与えらえれていない状態です。

「せいぼからの食事提供があり、祝福として私たちに与えられていると思います。
 子供たちも、食事を摂ることができ、とても嬉しいです。」

Musadaneさんのストーリー
Musaneさんは、Tiyamike幼稚園に通うことを検討しているDoreenのお母さんです。
Musaneさんは、普段は水を引いたり、洗濯をしたりする仕事をしています。
旦那さんは、古着販売の仕事をしており、家は1か月MK15,000(2,00円程度)の家賃です。
食事をすることはできていますが、場合によっては、食べるものが一切ない時もあります。

「私は、せいぼの支援にとても感謝しております。何も問題なく、食べ物が手に入るのは、
 とても助かっています。これからも、よろしくお願いします。」

Kachimera CBCC

Agnesさんのストーリー

Agnesさんは、AlexとPhilipくんのお母さんで、それぞれが小学校、保育園に通っています。
家族は、農業で生計を立てており、メイズ、豆、トマトを育てる庭も持っています。

「せいぼの皆さんが、パーラーを下さるので、子供たちに栄養を十分に与えることができます。
 私たちは、それを買うほど、経済的な余裕がないため、助かっています。」

Elenaさんのストーリー

エレーナさんは、4人の子供たちのお母さんで、Akeeraくんは、末っ子です。
Elenaさんは、パートタイムで、農業をして働いています。
また、木炭(チャコ)を売って、現金収入にしています。
食べ物を見つめることができていますが、昼食のみになってしまうことが多いです。

「Akeeraが栄養をしっかり摂ることができて、とても助かっています。
 彼は学校に行かなくてはいけないですが、まず食事が重要です。
 朝食を摂らないで、登校することもあったため、現在は、良い状態で学校に行けています。」

Awemaさんのストーリー

Awemaさんは、Stevenくんのお母さんです。
彼は、現在kachimera CBCCに通っています。
Awemaさんは、6人の子供のお母さんで、Steven君が末っ子です。
彼らは、メイズを育ていて、収穫時期は、それで食事を賄うことができています。
お父さんは、木炭を売っていましたが、肺炎と診断をされてしまった関係で、
1年に6か月ほどしか働けず、家に病気で滞在しています。
家族皆は、1日に1回、もしくは2回程度しか、食事ができていません。

「せいぼの働きに感謝しています。子供たちが栄養不足となっていたため、
 食事がもらえ、とても嬉しいです。Stevenは特に、食事が大切です。
 これからも、お祈りしています。」

Tilitonse CBCC

Jenniferさんのストーリー

Jenniferさんは、ChisomoくんとRebeccaさんのお母さんです。
Jenniferさんは、地域共同体のために、洋服などを洗う仕事をしていて、
大体最大で、3,000MK(400円程度)の稼ぎを得ています。
旦那さんは、建築現場のサポートをしており、10,000MK(1,300円程度)の給料が、
それぞれのプロジェクトをこなすと、もらうことができます。
Jenniferさんは、今後Kamba Puffs(現地の小さなお菓子)を、小学生に売るビジネスを、
考えているところです。そのために、現在2,700Mkほどの貯金をしています。
現在住んでいる家は、8,000MK(1,000円程度)の家賃です。

「パーラーをもらえることで、とても生活が助かっています。
 子供たちも、大きく成長ができます。毎日、朝食を与えることは難しかったですが、
 現在は、せいぼの支援もあり、子供たちに朝食を与えられます。」

The Story of Lydia

Lydiaさんは、5人の子供たちのお母さんです。
チロモニマーケットの後ろに住んでいて、二人の子供がいます。
AubreyとAishaは、Tilitonese CBCCに通っています。
近くの保育園がウイルスの影響で閉まってしまい、少し離れた幼稚園まで、
歩いていかなくてはいけなくなってしまいました。

「毎日、子供を背負って、CBCCの行き帰りを歩くのは、とても大変です。
 チロモニに、登録ができるCBCCがあれば、そこで勉強がもっと簡単にできます。」

Lydiaさんは、洗濯の仕事を、パートタイムで実施しています。
そして、旦那さんも、パートの仕事をして、生計を立てています。
今後、彼女は、新たなビジネスを開始するつもりで、3,00MKほどを現在貯めています。

「現在、パーラーを入手でき、とても嬉しいです。
 このパーラーは、とても栄養価が高く、今後は調理して、子供たちに食べさせていこうと思います。
 子供たちは、朝食を食べれないことが多かったですが、現在はCBCCに行く気力が付くほど、
 食事を摂ることができています。」

Chilingani CBCC

Nefeさんのストーリー

Nefaさんは、Chilingani CBCCに通っているAllanくんのお母さんです。
彼は2018年に生まれ、今年(2020年)にて、保育園に通い始めました。
Nefeさんは、”Mgaiwa”というお粥を子供にために調理していましたが、
よく食事が一切取れないことも多く発生していました。
そこで、せいぼからのパーラーが手に入ることになり、朝食が安定して食べられることとなり、
とても安心しているとのことです。

「私の子供が、もう空腹で苦しまなくて済みます。本当に感謝しています。
 学校に行く前に、パーラーを調理し、与えています。
 食べ物がなく、困難な時期もあったため、とても助かっています。」

Ennetさんのストーリー

Ennetさんは、5人の子供のお母さんです。
彼女は納付として、メイズ、キマメ、ササゲなどを育てています。
旦那さんは、チャコやほうきなどを売って生計を立てています。
家族は、食事と家計のために、農作物を育てていますが、自分たちの食事は、
3食分食べることは難しく、不足することが多くあり、朝食を食べないこともあります。

「せいぼからのパーラーをもらう前では、ンシマを子どものRafikiに与えていました。
 紅茶を作って、学校に行く前に飲ませることもありました。
 パーラーが来るようになってからは、朝食をしっかり食べることができるようになり、
 健康に育ってくれることを期待できるようになりました。本当にありがとうございます!」

Hildaさんのストーリー

Hildaさんは、2人の子供のお母さんで、一人はTracyといい、Chilingani CBCCに通っています。
Hildaさんと旦那さんは、農家として働いていて、メイズや、キマメを育てています。
育てた食べ物は、全て自分たちで食べています。また、他の家庭の農家を手伝ったり、
パートタイムの仕事をして、Hildaさんは生計を立てています。
Hildaさんは、”Mgaiwa”を子供たちの与えていましたが、パーラーをせいぼからもらい、
その後は、Tracyが学校に行く前には、それを与えています。

「パーラーが手に入り、子供たちに栄養価の安定した食事を与えられるようになりました。
 本当にありがとうございます。」

Wisdomさんのストーリー

Wisdomさんは、2人の子供たちのお父さんです。
Brianくんは末っ子で、Chilingani CBCCに通っています。
Wisdomさんは、納付で、トマト、メイズ、キャッサバなどを育てています。
それらは、自分で食べるか、販売をしています。
奥さんは、専業主婦をしています。

「パーラーを受け取る前は、栄養価の低い食べ物しか、子供たちに与えることができませんでしたが、
 せいぼの助けの後は、子供たちに良い食事を与えられています。本当にありがとうございます。」

今後も、せいぼは、こうした現地の家族の成長を見守り、支えていければと思います。
日本円で3,000円が、1家族分の支援パックの値段となり、現地で提供が可能です。
こちらこちらから、ご支援が可能です。
これからも、どうぞよろしくお願いします!