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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
日本大学文理学部社会福祉学科での講演会
公開日:2024.12.31


2024年12月、NPO法人せいぼは日本大学文理学部社会福祉学科にて、講演会とワークショップを実施しました。
きっかけは学生の方で、NPO法人二枚目の名刺という団体の活動の中で、私たちのプロジェクトで協働をしてくださった方が作って下さり、充実した時間となりました。

NPO法人せいぼの給食支援の意義と、国際社会福祉との関わり
NPO法人せいぼは、マラウイ現地のスタッフと協働し、政府のパートナーとして学校教育省の社会福祉的な活動として給食を提供し、子どもたちの教育の促進、該当の地域の活性化に繋げています。
給食支援の単なる栄養補給の点だけではなく、福祉全体の視点から、国の地域コミュニティの発展にはどのような副次的な効果があるのか、人間のウェルビーイングにはどのような影響があるのかを、福祉的な観点からも考えました。

社会福祉の概念の応用
日本においても、相対的な貧困や学力の格差、体験の格差など、多くの異なる背景から生まれる社会課題があります。その内容は、いつも人と向き合い活動する社会福祉現場のソーシャルワーカーなどの人々の仕事にも支えられています。

国は異なっていても、マラウイでは地域のお母さんがたくさんいる子どものために始めた子どもセンター(Community Based Childcare Center)などがあり、CBCCとも言われています。
こうした場所で必要な人間的なスキルは、日本でもマラウイでも大きく違いはなく、人間が活動して幸せな生活を人々に届けていく上では共通して重要なことになります。

子供たちの笑顔を見て考える、フォトボイズ

以上のような社会福祉の共通点から、日本において社会福祉現場を見てきた学生や先生と一緒に、マラウイの子供たちの笑顔や現場の写真を見て、どんな状況で生きているのかを想像し、言葉を書いていくというフォトボイズを実施しました。

このワークショップの狙いとしては、日本の子供たちやその他の人々の笑顔と、マラウイの子供たちの笑顔を繋ぐことで、その二つに見える共通点を考え、社会福祉に置いて必要なメンタリティや姿勢について応用的に考えることでした。

ソーシャルビジネスでの応用的理解

従来の社会福祉は、行政などとの連携のもと、固定したスキルを使って与えられた地域で活動をするというイメージがありました。
しかし、変わりゆく世の中の中で必要なスキルや支援は拡張し、行政の対応などを待つだけではなく、自分でニーズを見つけて対応をしていく柔軟性も必要な点が出てきています。
その中で、社会の課題を解決するために、その課題と繋がった商品やサービスでビジネスを起こし、その収益で福祉的な活動をする姿勢も重要になります。

そんな中、講演会の中では、NPO法人せいぼが実施するマラウイ産コーヒーを使ったソーシャルビジネスを紹介し、学生様には、実際にコーヒーを味わって頂きながら授業を受けて頂きました。

今回の授業によって、福祉の概念が広がり、マラウイというアフリカの国と日本を繋ぐユニークな瞬間になればと思います。
機会を作ってくださった日本大学の皆さま、二枚目の名刺の皆さま、どうもありがとうございました!