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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼの6月の活動
公開日:2019.07.31

せいぼの6月の活動報告
6月も、皆さんのおかげで、現地では給食支援が展開でき、
子ども達の成長も、誇らしく思えています。

せいぼの現地スタッフは、6月に北部のムジンバにも足を運び、
小学校に加え、無料の保育所に訪れ、
いつもは食事を食べることができない子ども達に対して、
給食を提供することができました。
こうした継続的な発展ができるのは、皆さんのおかげです!
Zikomo Kwambiri!!

6月の具体的な活動について
-12,655人の北部ムジンバの小学生に、給食を提供しました。
-南部ブランタイアのチロモニ地区の保育園の子供たちのうち、
1,062人に給食を提供しました。
-せいぼの支援の上で保育園に通っている「せいぼキッズ」の人数は、
現在73人となっています。

6月の保育園への支援の概要
-登録者人数は、1,323人となっています。
-使用した食糧は、2,460gのパーラーとなりました。
-2,100kgを新たに注文し、倉庫に現在、1,000kgがあります。

もっと多くの子供たちに給食を!
給食支援をする中で、忘れてはいけないことは、
まだ他にも、保育園に行けないという理由だけで、
給食が食べれていない子供たちがいるという事実です。
6月4日、せいぼは13人の「せいぼキッズ」への申し込みについて会合を開きました。
このうち、6人は「せいぼキッズ」として、せいぼの支援を受けることが決まりました。
その中で、3人はすでに引き取り先の保育園も決まっています。

他の3人が、どこの保育園に行くようになるか、
現地からの情報を待っているところです。

せいぼのパートナーである「マザーテレサチルドレンセンター」(MTCC)は、
家庭訪問を行い、出来る限り、貧困に苦しんでいる人の現状を知り、
必要な支援をするために動いています。
こうした活動も、皆さんの支援によって成り立っています。

Meet the New Seibo Kids!

プレシャス

 

生年月日: 2015年7月5日
プレシャスは、2019年7月27日から、学校に通い始めました。
体重が13.4kgで、身長が99.1cmです。
これからの成長を期待していきたいです!

クリスチャン

生年月日:2016年9月20日
6月27日から、クリスチャンは、学校に通い始めました。
13.3kgの体重、91.5cmの身長となっています。
学校に来たばかりで、これからの成長が楽しみです!

ジョセフ

生年月日:2016年1月26日
6月27日から学校に通い始めました。
体重は13.5kgで、身長は93cmです。
まだまだこれから、学校でたくさん勉強して、
大きく成長します!

新しいせいぼキッズの保護者たち
45か所の保育園の子供たちの両親が、6月7日のフォーラムに参加しました。
6月7日に、せいぼが企画したフォーラムで、MTCCと共同で行いました。
実施内容は、以下のこととなります。
– 家庭での子供たちとの接し方
– よい例と悪い例の共有
– 必要な精神、子ども達との時間の使い方

とても楽しい時間を過ごすことができたようです。

新しい保育園も少しずつ拡大!
せいぼが始まったばかりの際は、南部の40校の保育園に対して、
給食支援を実施していました。
その中で、6校のパートナー校が、共同体の都合もあり、
閉鎖となってきました。
その中で、私たちは数か月の間、新たなパートナーを見つけるため、
給食支援が本当に必要な保育園、その共同体を探してきました。
先月の活動委レポートでは、”Fatihu Deen”と”Little Bee”保育園について、
ご紹介をさせて頂きました。
そして、今月は、さらに新たな候補が挙がっています!

Grema保育園
この保育園は、Chilomoni hemaという地区に属しており、
Jeshurun省という共同体が管轄となっています。
この場所の保育園は、2019年1月に始まった新しい場所で、
6月には、20人の子どもたち、2人の先生がいる状態になりました。
その中で1人は、幼児教育指導の免許を取得しています。
1歳から5歳の養育にはK2,500、保育プログラムにはK1,500の料金が、
支払われています。

Tivwirane保育園
北部チロモニ地区にある教会、セントジェームズ教会の近くの幼稚園で、
6月の段階では、18人の子どもたちが登録されています。
年齢は、5か月から5歳までがいます。2人の先生もいらっしゃいます。
そのうち一人は、幼児教育の免許を持っています。
水とトイレは、その場で使用が可能とのことです。

Tinashe保育園
Nthukwaという場所にあり、”Love of Jesus Church”という教会の中に属しています。
22人の子供たちがおり、13人の男の子、9人の女の子で構成されています。
年齢は、1歳から6歳までにわたっています。
2人の先生がおり、1人は幼児教育の免許を持っています。
トイレが現地で使うことができ、水は近くの井戸から取ってきています。

Samirah保育園
“Champion Church”という教会の中のChilomoni hemaに属しており、
25人の子どもたちがいます。15人の男の子、10人の女の子で構成されています。
1人に付き、K5,000となっています。
2人の先生がおり、1人が幼児教育の免許を持っています。
今現在は、保育園にはトイレがないとのことです。
2019年の頭に大雨があった影響で、トイレが壊れてしまったとのことです。
しかし、8月には学校が夏休みの期間中に、
トイレの工事を行うとのことです。

MZIMBA小学校の6月のレポート
– 13,518人(男の子6,587人、女の子6,931人)に給食を届けました。
– 19,400kgの給食を、子どもたちに提供しました。
– 6月10日と14日に、せいぼスタッフは、調査もかねて、現地を訪問しました。

せいぼスタッフのMZIMBAでの働き

せいぼスタッフは、北部を訪れ、全ての学校の委員会関係者、
各地域の代表たちとミーティングを行いました。
以下がその内容となります。

学校給食委員会の働きについて
いくつかの学校の関係者は、ミーティングに出席ができず、
通常も十分な働きができていないのが現状でした。
Kazomba小学校の校長は、報酬の少なさなどが原因で、
ボランティアスタッフは、少しずつ減少をしてしまっており、
それが現在の大きな問題であることを述べました。
現在は、Kazomba小学校を担当している委員会のメンバーの10人のうち、
4人しか動いていない現状を、共有しました。

舗装されていない道
北部のChabereとKanyerereとの間の道は、常に問題を抱えています。
地元のリーダーたちが話し合い、アクセス状態の改善を図ろうとしますが、
常に問題が会計しないのが現状です。
このことによって、給食を届けるのも、子どもたちの成長の記録を取るのも、
常に困難を伴ってしまいます。
実際に彼らのための給食は、Kazomba小学校など、違う場所に保存してあり、
それを運ぶために、今後アクセスの状態を改善することが課題です。

地元共同体のリーダーからの協力の不足
KazombaやMatewuという小学校におけるリーダーたちは、
給食支援に関する活動、ミーティングなどに顔を出さず、
状況を把握できていないとのことでした。
しかし、せいぼスタッフとしては、無視できない状態のため、
現地の共同体のために、協力体制を臨機応変に提供しています。

給食の在庫保存の場所
いくつかの学校は、専用の給食の貯蔵庫を持とうとしていますが、
現在のところ、一時的な貯蔵庫などで対応をしている際もあります。
今後も、安定した貯蔵庫を確保していくことが、課題となっています。

以上が、6月の活動の報告となります。
新たな保育園への支援や、せいぼキッズの拡大など、
皆さんのおかげで、多くの良いニュースも入ってきています。
しかし、同時に改善すべき課題も多く持っています。

私たち達は、日本で東アフリカの課題と向き合いながら、
子どもたちの笑顔、将来の成長をモチベーションにして、
さらに活動を拡大できるようにしていければと思います。

学校給食、栄養管理についてのミーティング
6月14日、12校から集まった学校給食に関わる栄養管理を担当する先生方と、
せいぼスタッフはミーティングを行いました。
ミーティングは、2か所で同日開催され、それぞれの内容がご紹介できればと思います。

Meeting A: Kaphuta TDC
19人の出席者がおり、8校の保育園についてのミーティングとなりました。
Kaphuta, Kazengo, Mzimba LEA, St. Paul, Davy, Kanyerere, Kazomba,Chabereの
それぞれの代表者が集まりました。

Meeting B:Kabuku Primary小学校
4校から、7人の出席者が集まりました。
Kabuku, Matewu, Chamngulube、そしてMacherecheta小学校からの参加で、
それぞれの代表が集まりました。
ミーティングの意図としては、各地の学校給食委員会の人々が、
それぞれの義務を果たし、働いてくれることを奨励することでした。
ミーティングの初めに、それぞれの学校が、給食の与えた効果、
共同体の変化、成長について分かち合いました。
共通してよく議論されるのは、ボランティアの不足であり、
継続的に解決に向けて動くべき課題と言えます。

せいぼスタッフ側も、共同体の人々に対して、
給食提供における協力だけではなく、その貯蔵庫の衛生管理など、
十分に気を配るように語りました。
それぞれのボランティアが気を配ることで、少しずつでも、
共同体全体が成長できるように、声掛けを続けています。

アニーと将来の学校給食

アニーは、4歳の子供を持つ母親で、学校給食を提供するボランティアの一人です。
彼女の子供はまだ、学校には通っていません。しかし、彼女は自分の子供が、
将来給食を必要としており、共同体の人々、学校の皆さんの力を借り、
自分の子供の将来に繋がることを知っていて、自ら積極的に、
他の子供たちへの学校給食の提供を手伝っています。

朝ご飯を子どもたちに提供することは、貧困の家庭にとっては難しいことですが、
学校に行くことで、朝ご飯を食べることができます。
「パーラーは、大きな力になり、子どもたちの笑顔を見ることは幸せです」と、
アニーは語っています。
アニーは、今でもボランティアとして、マラウイで働いています。

Seibo- 15円の力
マラウイでは、15円で一人の子供の給食費となります。
1食の給食は、大きく子供たちの将来を動かしてくれます。
ご支援はこちらから!