せいぼスタッフは、3月上旬のサイクロンの影響を受けて、引き続き緊急支援を実施しています。
日本の皆様のご支援のおかげで、通常の給食配布以外に、緊急支援が進んでいます。
以下で、追加の支援の状態を報告させて頂きます。
・Seiboキッズへの支援
3月13日から3月24日にかけて、Seiboキッズ66人全員(男子29人、女子37人)を訪問し、サイクロンによる影響を調査しました。これは、Seiboキッズが健全かの調査をしフォローアップを行うことで、彼らとその家族の健康を確保するために実施されました。66人のうち、34人は訪問されたが、他の場所に避難したり、大雨で電波が悪く、親との通信が途絶えたなどして、訪問されなかった子どもたちもいました。
以下の表は、家庭訪問をまとめたものです。
家庭訪問の結果、Seiboキッズの9世帯に支援が必要とされ、子どもの安全と健康を確保するため、救援物資を配布しました。
また、せいぼスタッフは南部Blantyreのすべての学校を訪問し、学校インフラの被害状況を調査しました。
Miracle と Pillar of Light の2つの保育園が、建物の壁の一部が崩落する被害を受けました。しかし、学校インフラの支援に関しては人手不足で、支援は行われませんでした。
Seiboキッズの継続的な支援
サイクロン「フレディ」によるSeiboキッズの健康への影響評価を家庭訪問を通じて実施した上で、Seiboキッズの中には、1日1食すら食べられない超貧困家庭が見受けられ、栄養失調につながっていることがわかりました。そのような家庭のSeiboキッズは、強度の低い家に住むことが多く、サイクロン・フレディの到来によって地滑り、土砂崩れ、洪水などの二次災害から家が倒壊した家庭もありました。
聖母スタッフは、Seiboキッズを支援するために被災したSeiboキッズの家庭に配る救援物資を手配しました。救援物資には、リクニパーラー5kg、トウモロコシ粉1kg、砂糖1kg、豆1kg、米2kg、塩500g、お茶100g、食用油500ml、大豆5袋、合計15kgの詰め合わせでした。
物資はBlantyreのRambo Packaging Companyから購入され、70パックが総コスト1,171,673.82MKで購入されました。
全70パックを配布し、以下が寄贈先の子供たち、お母さんです。
事例(エブリンさん)
エブリンさんには2人の子供と、SeiboキッズとしてAtamandike CBCCに通う1人の孫がいます。彼女は5人の子供を持つシングルマザーであり、自分の子供がおり、そのうち2人は未成年で妊娠し結婚しました。
食べ物が手に入るときもあれば、そうでないときもあり、その日の状態によって異なってくる不安定な生活をしています。幼い子供や孫の健康状態は非常に悪く、母親が買い物等の用事で外出する間、一人で家に残されることがよくありました。
エブリンさんはせいぼから、家賃、食費、衣料品の費用を賄うための特別な寄付も受けました。これは、彼女は緊急支援パックを提供されましたが、家賃、衣服、その他の費用を支払う能力がなかったためでした。
上記のような全体的な緊急支援に加え、必要に応じて特定の家庭への支援も展開しています。
これからも、復興に向けて動いていきます。