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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
保育士のトレーニングの様子
公開日:2021.09.02

2021年8月3日において、全部で18人の保育士が、7つの幼稚園(CBCC)から、せいぼとパートナーとなりました。
その結果、ECDトレーニングと言い、初期児童発育に関する養育上のトレーニングを受けることになりました。
こうしたトレーニングは、ボランティアの保育士スタッフの仕事の上の自信をつけさせるだけではなく、子供たちの保育園での過ごし方にも、良い影響を与えてくれます。

せいぼとパートナーシップを結んでいる保育園の多くの保育士が、ボランティアで働いています。そのため、無休での仕事をしている状態です。
せいぼが、最後にトレーニングを実施したのは2018年で、コロナウイルスの影響もあり、多くのボランティアの保育士は、その所属していた保育園から去ってしまっています。
そのため、安定した保育士のトレーニングは、長期間実施ができていない状態が続いていました。

よくご存じのご支援者の方でしたら、既に知っていらっしゃるかもしれませんが、せいぼは現在9校のCBCCと提携している一方で、7校としか、該当の学校の保育士のトレーニングを実施していません。
残りの2校は、せいぼのトレーニング提供のパートナー施設によって、実施を受けています。
地理的にこの2校が安定した場所にあり、せいぼのパートナー施設のトレーニングを受けることができています。
7校の参加している保育園のうち、2校はそれぞれの学校から2人を派遣しています。
1校は4人を派遣しており、残りの4校はそれぞれ2人を派遣しています。
合計で18人の保育士が、トレーニングを受けています。

該当のトレーニングを始める前に、せいぼはそのCBCCのある村長と保育士との間で覚書を交わしています。
その中で、せいぼの保育士に求めていること、そしてトレーニングを受ける保育士の皆さんの責任について、確認がされます。
それぞれ参加した保育士は、トレーニングを受けた後、必ず2年間は保育士として働くことが義務付けられています。
そして、訓練を受けた保育士は、同じ場所で働く人々をリードする存在として、共同体で活躍することが求められています。

同じような内容の覚書を、保育士のいる村やそのコミュニティの皆さんに対しても確認をしてもらい、共同体全体で保育園、そして学校給食の成長、促進のために一丸になってもらうことを求めています。そして、私たちは金銭的サポートも、場合によって実施することを確認しています。

トレーニングの内容と時間割
トレーニングは、週に2回行われ、64日間かかります。
開始は午前10時で午後3時まで実施されます。
8月は、以下の内容を実施しました。
・発育初期の子供の教育の歴史
・子供の成長について
・手元にある道具を使った指導方法とその実践(TALULARと呼ばれています)
・両親と教育パートナーとして働くことについて

保育士の感想と意見

Kachimera CBCCのWonderfortさんは、彼自身そして彼の共同体にとって、このトレーニングはとても有益であると語っています。
「今まで自分になかったスキルが身に付きました。習ったことを使った自分の身近にある道具で、自分の子供たちに教えることができます。せいぼに感謝を述べたいです。」

Mlambe CBCCのMaryさんは、訓練の中で、子供たちが社会的、感情的、そして物理的にも成長ができるようなことを学ぶことができ、とても良かったと述べています。

Chilingani CBCCのMercyさんは、2014年から保育士として働いていますが、以下のような言葉を、せいぼへの感謝と共に、提供してくれています。
「今回のコースで、2018年に学んだことを復習できましたし、自分に自信が持てるようになりました。そして、レッスンを企画し、実践する練習にもなりました。同僚と協力していくことで、コミュニケーションも取れて、有意義な時間になりました。」

Makapwa CBCCのFynessさんは、自分自身は学校を6年生で終了してしまったが、コースを受けることで、自分に自信を持つことができ、教育に関する知識も身に着けることができたと述べています。

トレーニングにかかった費用
せいぼは今回、チロモニ地区のパートナーであるマザーテレサチルドレンセンターとともに、プログラムを企画することになりました。
内容は、マザーテレサチルドレンセンターで行われている6週間のコースに基づいていて、そこでは1年間のコースも提供しています。
また、さらに上級のコースも提供をしている場所です。
今回せいぼの支援をしているCBCCに対して実施する、64日あたりのコースの値段は、1,938.700 Malawian Kwachaになっています。

ボラんティアの保育士がいなければ、私たちはやむを得ずCBCC、保育園の運営を中断しなくてはいけない状態になってしまいます。
子供たちにとって、学校給食は最重要なものです。しかし一方で、教育もとても大事なものです。
従ってせいぼは、今後も保育園の先生たちのサポートも広げながら、子供たちの支援を拡大していきます。
これからも、どうぞよろしくお願いします!