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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
CBCC Caregiver Training: Part 1
公開日:2018.06.08

せいぼは、37校の幼稚園、12校の小学校で活動をしています。
そこでは全部で1,534人の5歳以下の子ども達、そして12,887人の
小学校に通う子どもたちに対して、給食を提供しています。
37校の幼稚園の中で、13校はCBCCと言い、現地の共同体主催で行われる
子どもセンターとなっています。こうしたCBCCには、
全部で508人の子どもたちが通っています。
以下でご報告する内容は、そのCBCCで行われている
現地の保育士の皆さんのトレーニングについてです。

CBCCの抱える課題
CBCCは、子どもセンターとして機能をしていますが、
教育の場所としては、まだ課題が残されています。
スタッフのほとんどは、各CBCCのある地域共同体から選ばれた
保育士として働く人々ですが、ほとんど経験がありません。
そこで、「マザーテレサチルドレンセンター」と協力し、
彼らに対して、被服のトレーニングを始めました。
全ての教材は現地語であるチェワ語で書かれ、
5歳の子ども達を保育するために必要な能力を高めるために、
教育を受けています。

CBCCの幼児教育トレーニング
トレーニングには、21人の参加者がいます。彼らはプログラムの初めてあたって、
覚書を読み、サインしてもらいます。その覚書は、幼児教育をする上での心構え、
責任を理解してもらうという内容のもので、せいぼの期待する幼児教育の姿にも
繋がっているものです。もちろん、他の保育士、そして各共同体の重役の方にも
ご意見を聞き、内容を吟味したものとなっています。
以下、その内容についてご紹介します。
保育士とは
トレーニングを受けた保育士は、少なくても2年間は、学校で働くことが養成される。
また、訓練を受けた者は、その後に保育士となる共同体のメンバー、
その他の協力者に対して、指導を行う者として認められる。

共同体の役割について
こうしたプログラムの中で、せいぼはボランティアの参加、コミュニティの役割の
積極的な促進を視野に入れています。そのため、訓練を受けた保育士は、
さらに共同体からの協力を密に取りながら、その役割を広げていくことが
求められています。それを促進し、共同体の中の絆を深めるためにも、
せいぼは金銭的な支援を、その共同体に対して直接的には行わず、
共同体の人々が行っていくこととしています。

トレーニングの具体的な内容
トレーニングは、2ヶ月間行われ、毎週水曜日、木曜日に開かれます。
時間は、8:30~14:00となっています。朝食は支給され、
昼食は、現地の主食であるトウモロコシ粉を練ったンシマが支給されます。
ンシマの材料の一つである小麦粉を、トレーニングを受けている該当者が作っています。
現在までで、以下の3つの幼児教育に関する内容が行われています。
・幼児教育とは何か(導入部)
・幼児の社会的、心理的成長について
・幼児の肉体的な変化について

トレーニング時で抱える課題について
トレーニングを開始したことで、目に見えて進歩が大きく見られています。
しかし、多くの課題にも直面していくのが現実です。
いくつかご共有できればと思います。

・ボランティアとしての参加が前提であるが、トレーニング中は金銭が発生すると
 考えてしまう。

・週に2回の実施ではあるが、1回のみしか参加しない人がいる。参加者には、
 最終日に試験があり、高得点が取れなければ資格が与えられないことも告知しているため、
 週2回の参加は必要。


MK610,080は、せいぼマラウイからの支援金として導入されていますが、
以下がその使用方法となっております。

・授業、学習用教材    =MK 96,365
・食費          =MK 92,085
・トレーナー、料理人の給与=MK 79,000
(15日分)
・移動時にかかる燃料代  =MK 17,000
・残額          =MK 325,629.06

トレーニングは、2018年7月5日で終了する予定となっております。
引き続き、レポートが来次第、皆様にご共有できればと思います。