2021年は、とても多くの試練のある1年でした。
その中で、多くの保育園、特に共同体が主体で実施をしている子供センターである、CBCC(Community Based Childcare Center)は、コロナの中で保育士の不足、施設の管理の困難さによって、衰退している状態がありました。
保育士も十分な働く気力もなくなってしまい、今まで共同体のためにボランティアをしていた方々も、自分の働く動機が薄れて行ってしまっていました。
そんな中で、せいぼは現地のそれぞれのコミュニティと協働して、保育士にモチベーションを与え、共同体を再生していくために、コンペを開始しました。
この中では、実際に教材や食事の管理体制、保育園の運営全体をランク付けし、競わせることで、働く動機、絆を深めさせること、そして表彰することで、保育士の皆さんの働きの成果に報酬を与え、適切に評価することに繋げています。
12月3日には、そのコンペの結果発表がありました。
保育園の子供たちや仲間が出席し、皆でお祝いをしました。
この記事では、その結果と様子をお伝えができればと思います。
第1位: Mlambe CBCC
ボランティア賞
ボランティア賞は、Mrs. MingolaとMrs. Mpwinyizaに送られました。
25ℓのバケットと、1巻の布が提供されました。
模範となるような保育園の授業を実施して下さっただけではなく、毎日保育園を運営し、管理体制が素晴らしかった点も、大きな評価の対象になりました。
保育園賞
Mlambe CBCCは、多くの先駆的な生徒に対する指導方法を編み出してくれました。
そのため、卒業した保育園生たちは、みんな’school starting pack’と言って、2本の鉛筆、2冊のドリル、そして1枚のマスクを渡されました。
それ以外にも、いくつかの模範的な事業について、ご紹介します。
・制服制度を導入し、子供たちが清潔な洋服で登校できるようにした。
・園庭を整理して、子供たちが安全に使用できるようにした。
・出席率が大きく増加し、その出席の記録も十分正確になっていた。
スタンダード1の準備プランを作成し、毎週金曜日にクラス担任が卒業間近の子どもたちを小学校まで連れて行くことになりました。
小学校では、担任の先生を紹介し、授業を受ける間、子どもたちにつきっきりで指導しました。保育園から小学校まで3km近く離れていることを考えると、これは本当にすごいことです。この活動の結果、子どもたちは将来自分が通うことになる学校を体験し、将来の先生と出会い、小学校へ入学するという概念に少しずつ慣れていきました。この活動を利用した31人の子どもたちは、上の写真の通りです。Mlambe CBCCの皆さん、おめでとうございます。
第2位: Chilingani CBCC
ボランティア賞
4人のボランティアのチームが、今回受賞しました!
彼らは、リーディングの授業を発案し、外遊びの場所を安全に整理しました。
それぞれ4人のボランティアは、商品として1巻の布地と飲み水を保管する入れ物を受け取りました。
保育園賞
賞を受賞したChilingani CBCCの20人の卒園生は、みんながマスク、1本の鉛筆、ワークブックを入手しました。
本当におめでとうございます!
第3位: Tikondane CBCC
この保育園は、以前もご紹介したのですが、2021年には多くのチャレンジがあった場所でした。
しかしその後、大きな改善を見せ、現在保育園としてとてもよく機能しています。
せいぼも、その成長を見て、とても嬉しかったので、この賞は大きな意味を持っています!
ボランティアは、それぞれ布地を1巻プレゼントされ、さらに保育園全体としては、学習用のポスターが与えられました。
こうした、多くの保育園が新たなステップを踏み、困難を乗り越えるために、前に進んでいます。
これからも、皆さんに良い報告ができるように、せいぼは活動を続けていきます!