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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼ平成28年度事業報告書 
公開日:2017.09.05

2015年 マラウイ、アフリカ
 洪水の被害、そしてそれに付随して起こってしまった飢餓の状態を目の当たりにし、ビーハイブでは会合が開かれました。ビーハイブは、チリモニにある社会貢献事業を行う職業訓練センターで、こうしたマラウイの状況をどう対処すべきかを話し合うために、多くの人々が集まりました。その場には、マラウイ、日本、アイルランド、イギリス、アメリカ出身の人々が集まりました。そして、その会合の中で、日本のあるNGOの給食支援を引き継ぎ、それを行っていくために、日本での資金援助の活動を開始することに決めました。

 しかし、日本にいざ到着し、活動を開始しようと動き出そうとすると、多くの困難がありました。私たちは多くの人から、「うまくいくのか」、「失敗するのではないか」と言われました。その理由としてはまず、日本には寄付という文化がほぼ存在していないのということが挙げられます。全ての最低限必要な資金、経済的な支援は政府機関によって与えられているのが日本です。私達せいぼは、こうした日本の文化の中に飛び込んだ際、直接日本の人々に働きかけても無駄だと言われました。

私たちの活動は、本当に失敗でしょうか?
そうではありません。今日私たちは、日々14,000人の子どもたちに給食を届けています。

成功といえるでしょうか
まだ言えないでしょう。ただ、私たちの活動は始まったばかりです。しかし、1,000人の子どもたちが飢餓に苦しんでいるのを目の前にして、一人でも助けることができることが成功と考えることができるなら、私たちは成功しているでしょう。せいぼを一歩一歩少しずつですが、こうした一人ひとりから始めることを大事にし、日本の人々にもその一人ひとりに寄付、そして与えることの素晴らしさを訴えていければという思いを胸に、日々の活動をしています。

せいぼの使命
頂いた支援金の90%以上を現地の活動支援のために送金します。
私たちせいぼは、学校給食事業を2016年2月11日に始めました。その時に、私たちはある約束をしました。それは、最低でも寄付額の90%をマラウイの給食支援のために提供するという約束です。2016年において、寄付者の皆様から個人で受け取らせて頂いた寄付金は、その100%をマラウイに送金することができました。

活動資金の支えとなっているもの
こうして寄付者の皆様から頂いた寄付額の100%をマラウイに送金できることの経済的な支えとして、国際ドナーの支援があります。皆様のように個人で寄付をくださる方々とは別に、私たちの活動を支えてくれているドナーです。彼らのせいぼに対する経済支援によって、日本での活動を始めることができました。こうして、頂いた寄付金の90%以上を、マラウイに送金するという、せいぼが皆さんと交わした約束を守ることができます。

ひとつになることで可能となるもの
2016年の終わりの段階で、せいぼはマラウイにある40校の保育園、12校の小学校に通っている、全部で14,000人以上の子どもたちに給食を届けることができました。こうした成果は、わたしたちの活動の始まりにすぎません。2016年の活動の詳細については、下記の活動報告をご覧ください。

私たちを信じて、寄付を下さった皆様、本当にありがとうございました!. 2017年においても、もっと多くの子どもたちに給食を届けるために活動を続けていきます。


私たちの活動の始まり: 2016年2月11日
A Global Movement Begins in Malawi, Africa

2016年2月- 10校の保育園へと広がる
Bizzy Bees NurseryWatipa NurserySt. Thereza NurseryEbeneeza NurserySulema NurseryTikwere NurseryAsira NurseryTiyamike NurseryBachi NurseryMwayi Nursery

2016年3月- 6校の保育園へ
Fortune NurseryBusy Bees NurseryKriver NurseryChilomoni NurseryMogina Nursery *suspended May 2016All Saints Nursery

2016年4月- さらに6校の保育園へ
Dedoma Nurseryfinished October 2016Tilitonse NurseryGrace NurseryFreedom NurseryLittle Angels NurseryLimbikani CBCC

2016年4月27日: カゾンバ小学校給食支援引き継ぎ式
せいぼが給食支援を引き継ぎました。 Kazomba Primary School JOCAより受け渡しがありました。

2016年5月- 6校の保育園への拡大
Tiyanjane CBCCAgape NurseryKids Delight Education FacilityGamaiju NurseryChisomo CBCCTikondane CBCC

2016年6月- さらに6校の保育園への拡大
Miracle NurseryAbundant Life NurseryNzeru Nursery
Tisangalare NurseryMitsidi NurseryFuture Leaders Nursery

2016年7月12日- カブク小学校での給食支援が開始されました。 Begins

2016年8月- 6つの保育園への拡大
Kachimera CBCCMisuku CBCCMakapwa CBCCAtamandike NurseryAtamandike 1 NurseryTawina CBCC

2016年9月- 二つの小学校へ, カプータ地区, ムジンバ
Cham’ngulube PrimaryMatewu Primary

2016年10月- 4つの小学校へ, カプータ地区, ムジンバ
St Paul’s PrimaryKanyerere PrimaryMachelechete PrimaryChabele Primary

2016年11月- さらに4つの小学校へ, カプータ地区, ムジンバ
現在、カプータ地区の全ての小学生が、学校給食を食べることができています。
Kazengo PrimaryKaphuta PrimaryDavy PrimaryMzimba LEA

2016年の終わりにまでで、せいぼの活動によって、12,261人の小学生と1,538人の5歳以下の保育園の子どもたちに給食を届けることができました。さらに、せいぼは保育園における保育施設を、もっとも貧しく、身体的に弱っている子どもたちのために作りました。

「たくさんの人々に食べ物を与えられなくても、一人から始めることができます」